軟体画家 Tako★MASARU による手作り楽器、手作りアイテム等の紹介

2010年1月アーカイブ

完成品:エレキカリンバ TAKOLIMBA

エレキギターのピックアップを使ってエレキカリンバを作りました。

takolimba.jpg
アクティブ回路は内蔵してません。パッシブ仕様ですが、出力は結構大きいです。

キーは太めのヘアピンを使用。斜めに設置されているのは
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TAKO-3と合体したときに弾きやすい角度になるように(笑)


演奏動画:タコスキャン

ラジカセの再生ヘッドにシールドを直結しただけのサンプリングマシン? タコスキャンの演奏動画をアップしました。


演奏動画:RB-05

息子用に作ったエレキ輪ゴムギターの演奏動画をアップしました。エレキ輪ゴムギターとしては5台目。ようやくライブで使えそうなものが出来上がりました。



製作過程はこちら参照してください→製作記:RB-05

演奏動画:ゴムスター

1本の輪ゴムを星形に張っただけの楽器、ゴムスターの演奏動画です。ちょっとチューニングが甘いのはご愛嬌ということでお許しください(苦笑)

製作過程はこちらを参照してください→製作記:ゴムスター

製作記:OCTOPUS MIXER

簡易ミキサーを作ろうと思っていろいろ調べていたところ、こんな回路を発見。

mixer.jpgパッシブ型で電源要らずだし、これなら簡単に作れそうだ。

抵抗の部分にボリュームポットをつけて、チャンネルごとに音量バランスが取れるようにしようと思って実験してみると、どうやらそれはダメらしい。それぞれの抵抗値が同じの時、ちゃんと機能するようだ。


booster.jpg booster02.jpg
さらに余計な抵抗を通るので、その分出力も落ちる。ミキサーの後ろにボリュームブースターを挟むのも面倒だなと思い、ちょいと分解してみる。単なるプリアンプ回路なので基盤も小さい。これならミキサー内に入れ込めるかもしれない。せっかくパッシブ型で電源要らずのはずなのに(笑)

kmixer01.jpg mixer02.jpg

さっそく箱を作り、回路を入れてみる。見事にぴったり。これはいけると思ったのもつかの間、入力側のジャックが外れない(半田が吸いきれず)しょうがないのでジャックはつけたまま、基盤裏側に直接配線。が、何か違う。

このジャック、たぶんステレオタイプでプラグが挿入されると電源が入る仕組みだと思うのだが、どの端子がどこに繋がっているのか、裏側からだと良く分からない。考えられる組み合わせを試してみたが、どうにも挙動がおかしい。やはりジャックは外さないとダメなのか? これにあんまり時間をかけてもいられないので、今回はとりあえず見送る事にし、右写真のようにぽっかりと空間が(苦笑)

まぁ、本来のパッシブ型に戻ったと言えば良いか。これなら最初からもっと小さく設計するべきだったな。

kmixer04.jpg kmixer03.jpg
天板をタコ型に。先日作った輪ゴムギターと同じ大きさにしてみた。ちゃんと音が出るかチェック。音量バランスは楽器側で調整しないとダメだけど、いろいろ音出ししたい時には便利だね。

最後に塗装をして完成。

mixer05.jpg mixer06.jpg

完成品:OCTOPUS MIXER

mixer05.jpg mixer06.jpg

パッシブ型の簡易ミキサー完成! 4chの入力が1つにミキシングされて出力されます。

mixer02.jpg中身はこれだけ。ほんとはベリンガーのボリュームブースターを分解したものを入れ込むつもりだったが、今回はとりあえず見送ったので、こんな単純なものになった。

これならもっと小さく作れば良かった(苦笑)

パッシブなので各チャンネルのボリューム調整は出来ないし、余計な抵抗を通るので若干出力が落ちるのは致し方ないが、充分使えるレベルだ。



実験:パッシブミキサー回路

24日のタコの唐揚げライブの際にミキサーが1台欲しいなと思っていて、安いのであれば3000円程度で買えるんだけど、パッシブミキサーなら作れるかもと、ネットでいろいろ調べていたら、こんな感じの回路図を見つけた。

mixer.jpg
100kΩの抵抗が手持ちに無い。ふと目に止まったのが100kΩのボリュームポット。カーボン抵抗の代わりにボリュームポットにすれば、それぞれ音量バランス取れるんじゃないかと淡い期待をしつつ、ブレッドボードに配置。

mixer02.jpg

さっそく、エレキウクレレと、エレキ輪ゴムギターを繋いでアンプのスイッチを入れてみる。
mixer03.jpg
おぉ、確かにミキシングされて両方の音が鳴る。

が、ボリュームポットをいじると、片方の音が出なくなったりして不安定だ。いろいろ試しているうちに気がついた。それぞれの抵抗が同じ値の時にちゃんと機能するらしい。ということでボリュームポットである必要がない(苦笑)

でも100kΩである必要もないのかなと思い、手持ちで一番抵抗値の大きい2.2kΩのカーボン抵抗に替えてみた。

mixer04.jpg
実にシンプルで良い(笑)

これでも特に問題なくミキシングはされた。もひとつ試しに100Ωでやってみたら、なんだかちょっと不安定な感じがする。やはりある程度の抵抗値が必要という事か?

その辺いまいちよく分からないけど、とりあえず簡易的なミキサーは作れそうだ。ただ、抵抗を挟む分、出力ががくんと落ちる。ミキシングした後にプリアンプ回路通してやれば良いのか? 各チャンネルのバランスは取れないけどマスターボリュームとして使えるな。

でもミキサーの後ろにギターアンプなんだし、あんまり意味ないか? 

まぁ、やるだけやってみるか(笑)

実験:アクティブ回路のゲイン調整

昨日、スタジオにてRB-05をギターアンプで鳴らしたところ、出力が大き過ぎてアンプのボリュームをあまり上げられなかった。自宅の小さいアンプで鳴らしてる時には、そんなに気にならなかったけど、かなりでかい(笑)

これで使えなくはないが他の楽器とのバランスが取りづらいので、ゲイン調整をする事にした。

何故か、ちょっと前に作ったタコスキャンのアクティブ回路はゲイン調整ボリュームがついている。なんで付けたのか自分でも覚えていない(苦笑)

ということで、RB-05のピックアップ出力をタコスキャンの入力に繋いで音出し。

gaintest.jpg

50kΩのボリュームポットでゲイン調節しているが、ゲイン全開でも結構出力落ちてるね。音の歪みが少ない。ちょい歪み気味の音も好きだったけど、ゴムっぽい音じゃ無くなってしまうので、輪ゴムを使う意味がない。

今更、ボリュームポットを付けるスペースはないので半固定抵抗にしよう。と言いつつ手持ちがないんだけど(苦笑)

いやしかし、まだまだよく分からない世界だね。勉強が足りぬ。

製作記:RB-05

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厚み12mmの合板2枚と3mmの合板2枚を型紙に合わせてタコ型に切り抜く。さらに内蔵回路の為の空間を作るために中をくり抜く。今回もスルーネック仕様です。右の写真はとりあえず重ね合わせたもの。まずまずです。指板はネックと同じアガチスを使っているんだけど、色付きの水性ニスで着色し、それらしく(笑)

laboguitar04.jpg回路スペースは最初の段階ではこれくらいだったが、結構行き当たりばったりで作ったので、後々どんどんと削るハメになった。

次回作では、最初から余裕を持って切り抜こう。まぁ、あんまり切り抜くとソリッドボディじゃなくなっちゃうけどね(苦笑)









laboguitar05.jpg laboguitar10.jpgのサムネール画像
ということで接着し、ヤスリがけ。ヘッド部分はギターペグを横から挿す形に。クラシックギターとかと同じような作りにしてみた。

laboguitar06.jpg息子にボディー下地を塗ってもらう。本人の希望で黒に。スルーネックだと分かりやすいように真ん中にはマスキングテープを貼って、絵の具がつかないようにした。






laboguitar07.jpg結構ムラムラだったので奇麗に仕上げた。後でまた上から描いてもらうので良いだろう。














laboguitar12.jpg picup01.jpg
さっそく弦を張り音出ししてみる。今回のピックアップはブリッジの真下に円盤状のピエゾピックアップをそのまま貼ってみた。そのせいか出力がかなり大きい。さらにボディに触っただけでも音を拾ってしまう。ボディに直接ピックアップを貼ったのと何ら変わりない感じだ。

ブリッジとボディの間にゴムを挟んでみたが、結果はさほど変わらず。このままでもいいかなと一瞬思ったが、やはりブリッジごと作り直すことに。

picup03.jpg picup04.jpg
RB-04と同様にサドルのコマの下(矢印部分の隙間)にピックアップを貼ってみた。ただし、1弦ずつ分割はせずに円盤状の天地を若干カットしただけ。これだけでも、ボディの音はかなり拾わなくなった。ただこの工法だとブリッジ自体が高くなり、弦高が高くなってしまう。もう少し改良が必要だ。

laboguitar14.jpg最後に息子に今一度着色してもらう。いつもなら、おいらが色を選んだりするんだけど、今回は完全に羅芳さんにお任せ。












RB-05-01.jpg RB-05-02.jpg
なんか一気にポップな感じになった。やはりこういうのは子供にはかなわないね。


完成品の詳細はこちら参照してください→完成品:エレキ輪ゴムギター RB-05

完成品:エレキ輪ゴムギター RB-05

 息子に依頼されて製作していたエレキ輪ゴムギターが完成!

RB-05-01.jpg RB-05-02.jpg

ペイントは息子自身にやってもらいまいた。
RB-05-03.jpg RB-05-04.jpg

laboguitar08.jpg息子に合わせてかなり小さく作った。RB-04(左)がほぼウクレレサイズなので、その小ささが分かると思う。

ネックも細いので2弦仕様。輪ゴムギターの場合、4弦あっても音程差をつけるのが難しいので実際の演奏には2弦あれば充分だ。











laboguitar10.jpg laboguitar11.jpg
ヘッドはクラシックギター風にしてみた。ペグの穴に棒を挿して、それに輪ゴムを引っ掛ける事により、ペグを巻けばチューニング出来ます。輪ゴムなので巻いても巻いても大きくチューニングが変わる訳でもないんだけど、微調整が楽なのできっちり合わせたい時には便利。

RB-05-08.jpgTAKO-3とジョイントはしないので、出力は標準ジャック。









picup04.jpgピックアップはRB-04同様にピエゾピックアップをブリッジに仕込んであるが、2弦なので1弦ずつ分けずに円盤状のピックアップ(天地を若干カット)をそのまま貼付けてある。

そのせいか、RB-04に比べて出力が断然大きい。内蔵のプリアンプも自作の386アンプを使用している。


RB-05-09.jpg
ボリューム周り、指板に穴を開け、LEDの光が漏れるように作った。さらにネックとボディの隙間からも光が漏れる。この隙間は設計ミスにより出来たものだが、結果として面白い効果になった。隙間にはアクリル棒を付けてあり光が分散するようにした。

RB-05-05.jpg RB-05-06.jpg
RB-05-07.jpgLEDはフルカラーのものを使用しているので、勝手に色がどんどん変わる。ステージが暗い方が奇麗かも。

演奏動画はこちら











完成品:ゴムスター

輪ゴム一本を星形に張っただけの代物ですが、しっかり音程が出せます。結構テンションが高いので、あまりゴムっぽい音はしない。また輪ゴムの張り方も星形である必要は全然ない(笑) あくまで見た目で作りました。

gomustar01.jpg

ピックアップは円盤状の圧電ブザーをそのまま表板裏面に接着。プリアンプ回路内蔵してます。

gomustar02.jpgひっくり返すと四角い箱にタコ型の板を貼付けただけというのがよく分かる。これもTAKO-3とジョイントさせる為に、出力がミニジャックになってます。







gomustar03.jpg真ん中の穴はサウンドホールというより、プリアンプオンの際のLEDが光るようになってます。フルカラーLEDを使用しているので、つけっぱなしにしてると勝手に色が変わっていきます。






輪ゴムギターのようにソリッドボディにしてハウリングに対処という訳にいかず、箱鳴りをピエゾピックアップで拾う仕様になってます。バンドアンサンブルでは確実にハウると思われる。

今度はTAKO-3にジョイントしないタイプで、もっと大きなものを製作してみよう。低音から高音まで出せる音域の広いものが作れるはずだ。

演奏動画はこちら

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