軟体画家 Tako★MASARU による手作り楽器、手作りアイテム等の紹介

2009年12月アーカイブ

完成品:カドマツ

kadomatsu01.jpg

門松です(笑)

12月26日〜1月5日まで、渋谷の東急ハンズにて展示販売されます。

詳細はこちら
http://www.tokyu-hands.co.jp/kadomatsu/index.html


価格は3150円(税込)と、ちょいと安過ぎだよぉ(苦笑)

フルカラーLED3本使ってます。フルカラーLEDとは1本で次々と色が変化していくLEDです。LED自体に個体差があるので、ずっと点けっぱなしにしておくと徐々に色の変化するタイミングがずれてきて面白い。

kadomatsu04.jpg kadomatsu03.jpg kadomatsu02.jpg
kadomatsu05.jpg kadomatsu06.jpg kadomatsu07.jpg

kadomatsu08.jpg kadomatsu10.jpg kadomatsu09.jpg

単3電池2本でどれくらい持つのかただいま実験中。LED3本だけだから、結構持つとは思うけどね。とりあえず2日ほど点けっぱなしにしてみよう。

シェードの部分はシナ合板。厚みが2mmくらいかな? 思いのほか光が透けて良い感じだ。今回タコがないけど、タコっちらしさは出てるかな(笑)

製作記:TAKO-3

tako3seisaku00.jpgTAKO-3を作るにあたって、Illustratorでまずはデザインしてみた。ZO-3から採寸し、概ね正確に描かれてる。

最初の設計段階では、拡張スロットがなくて、その位置にはテルミン回路を入れる予定だった。

なのでアンテナの位置も反対になっている。

ボリュームつまみが3つあるのが、何のためか思い出せない(苦笑) 内蔵スピーカーのボリュームのつもりだったのかも。






tako3seisaku12.jpgIllustratorで作ったものをアウトラインだけにしてプリントアウト。元のZO-3ボディよりもタコ足の分だけ幅が大きい。








tako3seisaku01.jpg型紙を元に合板を切り抜く。厚み12mm×2枚、9mm×3枚、5mm×1枚の計6枚を張り合わせる。

それぞれ形が違うのは、組み合わせた時にアンプ回路とか、バッテリーボックスなどが、うまく入る場所を作るため。

まるでパズルをやっているようで、どう切り落とそうかと、いろいろ悩んで、でもそれが結構楽しかった。







tako3seisaku02.jpg接着前にとりあえず、全部入るかチェック。ほぼ思惑通りに収まった。

が、配線分を考えていなかったので、さらに切る事になった。最終的に表板以外はタコの原型をとどめていない(笑)













tako3seisaku03.jpgTech社のマイクロミキサーを分解。これを無理矢理内蔵するために若干基盤を削った。それでもギリギリだった。設計段階では、もうちょっと楽に入るはずだったんだが。







tako3seisaku04.jpg大体出来たので接着。板の順番とか間違ったら大変。それとずれないようにクランプでしっかり押さえる。

接着している間に他の細工をする。






tako3seisaku05.jpg tako3seisaku06.jpg
ZO-3のヘッドの形がいまいちなので、ちょいと削る。1、2弦を押さえるためのストリングガイドのネジ穴がギリギリ。これ以上は削れない。


tako3seisaku07.jpg接着も完了し、ひたすらヤスリがけ。ヤスリがけ次第で最終的な仕上がりに差が出る。

型紙通りに切ったとは言え、合板それぞれ微妙に形が違う。納得のいく形になるまで結構時間がかかった。





tako3seisaku08.jpg tako3seisaku09.jpg
塗装にはアクリルスプレーを使用。まず白塗り。白塗りすることにより発色が良くなる。赤は特に顕著に差が出ます。まるでシャア専用みたい(笑)

tako3seisaku10.jpg内蔵スピーカー、ミキサー、テルミン用にそれぞれバッテリーを使っているので、配線も多い。もっと細い線を使うべきであった。

もう一度最初からやり直したい(苦笑)






そして、完成!
tako3seisaku11.jpg

完成品の詳細はこちら参照してください→タコナンデス TAKO-3


軟体即興ユニット「タコの唐揚げ」でメイン楽器として使用していますので、見たい方は是非ライブの方に足を運んで頂ければと思います。

タコの唐揚げうぇぶ
http://takomasaru.com/takokara

完成品:エレキ輪ゴムギター RB-04

本格的エレキ輪ゴムギター、RB-04。

rb04-01.jpg rb04-02.jpg
rb04-03.jpgペ グはギター用のものを使用。輪ゴムの場合は、ただひっかけるだけなのでペグは要らないのですが、後々テグスとかウクレレ弦にも対応出来るようにしたいの と、見た目にも良いので(笑) チューニングは輪ゴムの引っぱり具合で変わります。ギターと書いてますが、サイズはウクレレ、音域的にはベースに近い。





rb04-04.jpgピックアップは円盤状の電子ブザーを4分割してサドル下に貼り込んだ自作インブリッジピックアップとなっています。

ソリッドボディ&インブリッジピックアップにした事により、ハウリングに強くなりました。





rb04-05.jpg設計段階でボディ表面にボリュームをつける場所を確保していなかったため、急遽ここに穴を開けてボリュームポットとLEDを付けた。

TAKO-3のテルミンピッチボリュームもこの位置にあるので、デザインが揃って良い感じ。





rb04-06.jpgTAKO-3同様に拡張スロットが付いてますが、こちらは装着型エフェクター用スロット。

エフェクタが装着出来て、さらにこの輪ゴムギター本体はTAKO-3に装着出来ます。






rb04-07.jpg rb04-08.jpg
弾きやすさより見た目が大事です(笑)


2010年2月21日更新

弾きやすさと機能性アップの為、少々改良しました。

rb04-09.jpg輪ゴム4弦だと弾きにくいのと、ウクレレスケールだと高音弦の音程差がつけにくいということで、高音弦はウクレレ弦を使用(3弦、4弦)

チューニングは右からE、C、E、Cとするとテンション的にちょうど良く、狂いも少ない感じ。












rb04-10.jpgウクレレ弦を張ってみると弦高があまりに高くまともには弾けない。

通常はナットとサドルを削って弦高を変えると思うが、3mm厚の指板をもう1枚貼ってみた(笑)フレットがないので弾きにくい事には変わりないがだいぶ良くなった。


rb04-11.jpgTAKO-3にジョイントして使用するつもりで作ったので、出力がミニジャックしか無かった。しかも穴がゆるくなっていて、ジョイントせずにこれ単体で弾こうとするとシールドがすぐに抜けてしまう。

ということで標準ジャックも追加&ミニジャックは新しいものに取り替えた。標準ジャックならシールドの重さだけで抜けるという事はほぼ無い。

完成品:タコナンデス TAKO-3

tako3-01.jpg tako3-02.jpg
フェルナンデス ZO-3を改造して作った、その名も「タコナンデス TAKO-3」

tako3-00.jpg
ボディは完全に手作り。元々のZO-3同様に合板を5枚ほど貼り合わせて作りました。



tako3-03.jpg
4ch ミキサー搭載。Tech社のマイクロミキサーを分解して無理矢理内蔵しています。



tako3-06.jpg tako3-07.jpg
学研大人の科学テルミンmini を内蔵。アンテナはラジオのものを流用。写真右はテルミンの電源スイッチとピッチ調整ボリューム。



tako3-05.jpg tako3-04.jpg
拡張スロットには、いろんなオプション楽器がジョイント出来ます。最初の設計段階では DS-Lite をジョイントさせる為だけでしたが、この形に合わせればなんでもジョイント出来るなということで、オプション楽器がどんどん増えてます。

DSのヘッドフォン端子の位置に合わせてミニプラグが付いていて(写真左)、この出力はミキサーへ繋がっています。



川崎市主催の「全国手作り楽器アイデアコンテスト'09」にて審査員特別賞を頂きました。

実験:辛抱たまらずタタコン分解してみる

夕べ、家族が寝静まってから、こっそりとタタコンを分解してみた。

まずは裏蓋を開ける。

taiko02.jpg

どうやらもうひとつ開けないとダメなようだ。


ということで開けてみる。

taiko03.jpg

センサーからの入力が基盤にソケットで繋がれているのでこれを外す。


taiko04.jpg

ソケットの端子には、クリップが大き過ぎて使えないので、基盤の裏から繋げてみた。


taiko05.jpg

クリップの先には圧電ブザーをピックアップとして繋げてある。一応念のためボリュームも挟んだ。

さっそくWiiを起動して太鼓の達人を読み込んでみるも、ブザーを叩いても全く反応しない。ボリューム全開でも変わらず。

接触が悪いかなとクリップを付けたり外したりしてると、ふいに端子がショートした時に「ドン!」と鳴った。おぉ?!と思って何度か試してみると、確かにショートさせると音が鳴る。

ということは、太鼓は単なるスイッチでしかないって事か?

叩いてスイッチが入るようなものを考えないとダメだな。そんなこんなで、またこっそりと元に戻した(苦笑)

電子ブザーって、どれくらいの電圧が出力されるんだろうか? 叩いた時に出る電圧で電磁リレーを起動出来れば簡単にスイッチ作れそうだけど。

もっと単純にモーメンタリースイッチ(押してる間だけスイッチが入る)を使えば良いのか?  でもこれだと打面を大きくした時に反応が鈍いかもしれないな。


などと、本気で改造を考えてる自分が笑える(笑)

構想:太鼓の達人のタタコン改造計画

息子の誕生日に買った「太鼓の達人Wii 2代目」の太鼓コントローラー、通称「タタコン」の叩き心地がどうにもいまいち。

taiko.jpg

反応がちょっと鈍い感じがする。そしてパタパタうるさい(笑) まぁ、叩いてるんだから音が出るのは仕方ないけどね。さすがに夜にやる気にはなれない音量だ。それに大人が叩くには小さ過ぎる。

最初、床に置いて叩いてたんだけど、画面と太鼓の位置が離れ過ぎてて叩き損ねが多かった。ということで写真のようにテーブルに置いてやってみた。高さ的には大人は座って、息子は立って叩くとちょうど良い感じ。滑り止めのシートを下に敷かないとかなり滑る(笑)

でも、やっぱり感度が鈍いというか、ちゃんと叩けてないのか、叩いたはずなのに「不可」が多い。

太鼓は一台しか買わなかったので、2人でやる時はもう一人はリモコンでやるんだけど、リモコンの方が確実にヒットするので高得点が出せる(笑) 息子もそれに気づいて2〜3日前からリモコンを使い出した。リモコンだと打音がしないので夜でも出来るし。

連打とかは絶対太鼓の方が有利だろうと思ってたのに、実際やってみるとリモコンの方が圧倒的に速い。


ということでお蔵入りしそうな「タタコン」であるが、せっかく買った事だし、なんとか改造出来ないものかとネットで調べてみたら、やはり同じ事考えてる人 が多くて、実際に改造例がいくつも出て来た。概ね、太鼓の中に詰め物をして音量を下げる&感度を上げるパターンだ。基盤をいじって裏技的なことをやってる 人もいたな(笑)

おいらとしては「ドン」2つと「カッ」2つ、計4つのセンサーを分離して、ドラム風に出来ないだろうかと考えていたんだけど、センサーの写真とか見ると ちょっと無理っぽい気もするなぁ。センサー自体が単なるピエゾ系のものであれば、いつも使っているものを代用する手もあるが、出力が違い過ぎるとダメか な、やっぱり。


本気でお蔵入りしそうであれば、是非改造してみたい(笑)

このアーカイブについて

このページには、2009年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

次のアーカイブは2010年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。