軟体画家 Tako★MASARU による手作り楽器、手作りアイテム等の紹介

製作記:TAKO-3

tako3seisaku00.jpgTAKO-3を作るにあたって、Illustratorでまずはデザインしてみた。ZO-3から採寸し、概ね正確に描かれてる。

最初の設計段階では、拡張スロットがなくて、その位置にはテルミン回路を入れる予定だった。

なのでアンテナの位置も反対になっている。

ボリュームつまみが3つあるのが、何のためか思い出せない(苦笑) 内蔵スピーカーのボリュームのつもりだったのかも。






tako3seisaku12.jpgIllustratorで作ったものをアウトラインだけにしてプリントアウト。元のZO-3ボディよりもタコ足の分だけ幅が大きい。








tako3seisaku01.jpg型紙を元に合板を切り抜く。厚み12mm×2枚、9mm×3枚、5mm×1枚の計6枚を張り合わせる。

それぞれ形が違うのは、組み合わせた時にアンプ回路とか、バッテリーボックスなどが、うまく入る場所を作るため。

まるでパズルをやっているようで、どう切り落とそうかと、いろいろ悩んで、でもそれが結構楽しかった。







tako3seisaku02.jpg接着前にとりあえず、全部入るかチェック。ほぼ思惑通りに収まった。

が、配線分を考えていなかったので、さらに切る事になった。最終的に表板以外はタコの原型をとどめていない(笑)













tako3seisaku03.jpgTech社のマイクロミキサーを分解。これを無理矢理内蔵するために若干基盤を削った。それでもギリギリだった。設計段階では、もうちょっと楽に入るはずだったんだが。







tako3seisaku04.jpg大体出来たので接着。板の順番とか間違ったら大変。それとずれないようにクランプでしっかり押さえる。

接着している間に他の細工をする。






tako3seisaku05.jpg tako3seisaku06.jpg
ZO-3のヘッドの形がいまいちなので、ちょいと削る。1、2弦を押さえるためのストリングガイドのネジ穴がギリギリ。これ以上は削れない。


tako3seisaku07.jpg接着も完了し、ひたすらヤスリがけ。ヤスリがけ次第で最終的な仕上がりに差が出る。

型紙通りに切ったとは言え、合板それぞれ微妙に形が違う。納得のいく形になるまで結構時間がかかった。





tako3seisaku08.jpg tako3seisaku09.jpg
塗装にはアクリルスプレーを使用。まず白塗り。白塗りすることにより発色が良くなる。赤は特に顕著に差が出ます。まるでシャア専用みたい(笑)

tako3seisaku10.jpg内蔵スピーカー、ミキサー、テルミン用にそれぞれバッテリーを使っているので、配線も多い。もっと細い線を使うべきであった。

もう一度最初からやり直したい(苦笑)






そして、完成!
tako3seisaku11.jpg

完成品の詳細はこちら参照してください→タコナンデス TAKO-3


軟体即興ユニット「タコの唐揚げ」でメイン楽器として使用していますので、見たい方は是非ライブの方に足を運んで頂ければと思います。

タコの唐揚げうぇぶ
http://takomasaru.com/takokara

このブログ記事について

このページは、Tako★MASARUが2009年12月28日 12:24に書いたブログ記事です。

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