位置調整をする
サンプルをRezする位置を設定します。RezBOX の中心からサンプルの中心までの距離をオフセット値と言います。
出荷時は <0.0,0.0,0.5> に設定されています。RezBOX の真上50センチにRezするということです。
RezBOXの中心からサンプルの中心の2点間距離が10mを超えるとRez出来ません(SLの仕様上)ので、値を設定した際に10mを超えた場合は警告が出て、入力が無効になりますので注意してください。
OCTOPUS SAMPLE REZ BOX を長押し(約3秒)でアイテム選択ダイアログとは別のダイアログが出ます。これはオーナーのみ出せる詳細設定ダイアログです。
「 POSITION 」ボタンを押すと以下のダイアログが出ます。
「 POS_X 」「 POS_Y 」「 POS_Z 」:各軸ごとに設定
「 Vector_XYZ 」:従来のRezBOX同様にベクター値として X、Y、Z の数値を入力
「 FOLLOW ON/OFF 」:RezBOX 本体の角度をオフセット値に反映させるかの選択
「 Rez_CENTER/ROOT 」:サンプルの重心を基点とするか、ルートプリムを基点とするかの選択
「 BackMenu 」:メインメニューへ戻る
「 OK 」:設定を終了
■オフセット値を各軸ごとに数値入力
「 POS_X 」「 POS_Y 」「 POS_Z 」それぞれ、ボタンを押すと入力待ちになりますのでチャットから数値を入力してください。マイナスの数値も入力可能です。かならず半角英数で入力してください。入力ミスの場合は「0」とみなされます。何度でも修正可能です。入力した数値が反映されるのは、次にサンプルをRez する時からです。すでにRezされているサンプルには反映されません。
■オフセット値をベクター型で入力
従来のRezBOXと同じ入力方法で、X,Y,Z まとめて入力する事が出来ます。
数値は < x,y,z > というベクター型で入力します。必ずカギ括弧でくくり半角英数で入力してください。入力ミスの場合は ZERO_VECTOR < 0.0,0.0,0.0 > になります。何度でも修正可能です。入力した数値が反映されるのは、次にサンプルをRez する時からです。すでにRezされているサンプルには反映されません。
RezBOXの中心からのオフセット値になりますので、RezBOX本体を大きくした場合、サンプルが隠れてしまう場合もありえます。
Rezする位置は必ずしもボックスの上である必要はありません。X、Y に数値を入れればボックスの横などにもRez出来ます。
■ FOLLOW モードを使う
出荷時は FOLLOWモードがオンになっています。ダイアログのボタン表示はモードがオンの時はオフ、モードオフの時オンになります。
RezBOXの横にオフセット値を設定した場合にモードのオンオフによって、Rezされる位置がだいぶ違ってきます。
● FOLLOW モードがオンの場合、RezBOX の向きがサンプルの向きにも反映されます。
お店のレイアウト変更なので、RezBOXの角度を変えても意図したところへRezされます。
● FOLLOW モードがオフの場合は、RezBOX本体の向きに関係なく常に設定通りの位置、向きにRezされます。
RezBOX を編集等で変形、回転した場合でも、同じ位置、向きにRezされます。
■ Rez モードを使う
Rezするための基点を、オブジェクトの重心にするか、ルートプリムにするかを選択できます。出荷時はルートプリムの設定になっています。設定がルートの場合、ダイアログのボタン表示は「 Rez_CENTER 」、設定がセンタ−の場合「 Rez_ROOT 」となります。
● Rez_ROOT(赤い箱がルートプリムの場合)
赤い箱がルートプリムの場合。
ルートプリムを基点としてRezしますので、ルートプリムがオブジェクトの端にある場合などは、意図した位置にRezされない場合があります。初期設定はこちらのモードになっています。
リンクされていないオブジェクトの場合は、こちらのモードを使用してください。
● Rez_CENTER(赤い箱がルートプリムの場合)
シンプルなオブジェクトの場合は、こちらの方が設定がしやすいかもしれません。
重心はパスカット等で変形されている場合は、見た目の中心とは異なりますので必ずしもオブジェクトの中心になるとは限りません。
リンクされていないオブジェクトの場合は、角度が全部同じになってしまいますので「 Rez_ROOT 」を選択してください。
こちらに実験結果の記事がありますので、参考にしてみてください。
「オブジェクトの重心はどこだ?」
「サンプルRezBOX 最終調整中」
「非リンクオブジェクトで位置、角度情報を保持したままRez」