各ドアの特徴

4種類のドアテンプレートがありますが、共通の設定は「 OPEN SEC 」開閉時間と「 SPEED 」開閉スピードの調整です。
「 OPEN SEC 」はドアが開ききってからカウントされますので、開閉スピードを遅くしたからといって途中で閉まり始める事はありません。また開きっぱなしにしたい場合は「 OPEN SEC 」の値を「0」にしてください。

「 SPEED 」は数値が大きいほどスピードが遅くなります。回転ドアは開閉角度、スライドドア、伸縮ドアに関しては動く幅により同じ数値でもスピードが変わります。

以下はそれぞれ特徴です。


■回転ドア(Rotation Door)

回転角度を調整する事が出来ます。手前に開いているドアを奥へ開くようにしたい場合は ANGLE の値を「-90」など、マイナスの値を入れる事によって簡単に開く向きが変えられます。ちなみに360°の設定にすると一回転、720°に設定すると2回転します。初期設定は90°です。

■スライドドア(Slide Door)

「 RANGE 」でスライドする幅をメートル単位で設定出来ます。マイナスの値を設定すると開く方向が変わります。
 設定出来る範囲は、−10メートル〜10メートルの間です。

 初期設定では「0」になっています。この場合はドアの幅の分だけ動くようになり、ドアの大きさを変えても
 ドア自身が大きさを感知してドアの幅だけ動くように設計されています。

■ファントムドア(Phantom Door)

ドア自体は動かず、ファントム設定になることにより通り抜けが出来るドアです。ファントムになるとともにドアを透明にするのであたかも開いたように見えます。ドアの開いた状態での透明度が設定出来ます。ALPHA の値を「1」とした場合、ドアが開いても透明度は変わりませんが通り抜けは出来ます。初期設定は「0」完全透明です。


ファントムドアのみ、リンクした際に「 LINK ON 」「 LINK OFF 」ボタンが追加されます。これはリンクした全てのプリムの透過率を変えるか否かを切り替えられます。出荷時はリンクオフになっていますので、他のオブジェクトとリンクしていてもドアのみ透過率が変わります。

ファントム設定はリンクされている全てのプリムに適用されてしまいますので、家などにリンクするとドアを開いた際に家全体がファントム設定になってしまいますので注意してください。リンクした際に警告が出ます。


■伸縮ドア(Stretch Door)

ドア自体は動かず、幅が縮む事により通り抜けが出来るドアです。縮み幅を調整する事が出来ます。RANGE の値を「50」にすると半分だけ縮みます。初期設定は「90」です。これはドアの幅の90%開いて10%が残るという事です。あくまでもドアの幅に対する相対値ですので、ドアの大きさを変えると縮む長さは変わります。


伸縮ドア特有の機能としてブラインドボタンがあります。これを押すとY軸が90°回転して中心軸が上になり、下から上へ縮む動きになります。もちろん編集で回転させても同じです。

★このBLIND 機能は他のオブジェクトとリンクした場合には使えなくなります。(ボタンが出なくなる)
 回転させてからリンクするようにしてください。